Hibi Y., Uemura O., Nagai T., Yamakawa S., Yamasaki Y., Yamamoto M., Nakano M., Kasahara K., Tanikaze S., Yoshino K., Watanabe M.
Japanese journal of pediatric nephrology,
2010,
цитирований: 0,
doi.org,
Abstract
一次性膀胱尿管逆流症 (VUR: vesicoureteral reflux) と診断された359例,715尿管の自然治癒率について,Grade,年齢別に後方視的に検討した。尿管毎にVURのGrade分類を行い,手術症例を除外し,残り322尿管につき年齢毎の自然治癒率を算出した。結果は,一般に自然治癒を期待する4~5歳まではGradeが低いほど自然治癒率が高く,それぞれの5歳時の自然治癒率は,Grade I~III: 72%,GradeIV: 58%,Grade V: 40%であった。また,VURが片側か両側かの自然治癒率の差については,Grade I,IIにおいて4~5歳までの検討で片側が両側に比べ自然治癒率が高い傾向を示した。